悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年12月17日(日) 00時00分

引きこもり脱却手助け 高槻のNPO企画朝日新聞

不登校や引きこもりの若者の支援活動をしているNPO法人日本スローワーク協会(高槻市富田町1丁目)が、就労訓練と「遊び」の体験を組み合わせたプログラム「オブスペース」を始めた。働くことと、友だちづくりを積み重ねることで、引きこもりやニートからの脱却を目指す。来年1月、大阪市内で説明会も開く。

 「オブスペース」は「特に目的のない場所」を意味する造語。同協会が10月から試験的にプログラムに取り組み、これまでに4人が参加したという。

 具体的には、同協会が高槻市内で運営するカフェや売店で、調理補助や接客、掃除のほか、商品の開発や仕入れ、経理、広報などの就労訓練をする。併せてスポーツや映画鑑賞、料理、陶芸、乗馬などの遊びを体験してもらう。就労訓練と遊びの体験を参加者に応じて組み合わせることで、働く面白さと、友達を作る楽しさを感じてもらうという。履歴書の書き方や面接の受け方などの助言もする。

 参加には年会費1万円と、プログラム参加費として週4日の場合は月額4万5千円、週3日は同4万円が必要。

 説明会は1月21日午後2時から、大阪市天王寺区上汐5丁目のクレオ大阪中央で。参加費500円。引きこもりや、引きこもりがちな人とその家族が対象で、プログラムの説明や個別相談のほか、就労訓練の一つである売店の運営会議の模擬体験もある。

 同協会の長井潔さん(40)は「引きこもりがちな人は、まじめで人付き合いが苦手な人が多い。『遊び』で息を抜くことを覚え、社会参加の第一歩を踏み出してもらいたい」と話す。

 問い合わせは、ニュースタート事務局(072・694・3933)へ。

http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000612180001