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2006年12月16日(土) 11時01分

ドン・キホーテ放火:「刑事責任問える」 裁判長、被告鑑定を証拠採用 /埼玉毎日新聞

 ◇半年ぶりの公判で裁判長
 3人が焼死した大型量販店「ドン・キホーテ浦和花月店」など、さいたま市内で04年12月に起きた7件の火災で、現住建造物等放火などの罪に問われた同市中央区大戸、無職、渡辺ノリ子被告(49)の公判が15日、さいたま地裁であった。飯田喜信裁判長は渡辺被告の刑事責任を問えるとした鑑定結果を証拠採用した。渡辺被告は捜査段階で放火容疑を認めたものの、05年7月の初公判以来一貫して否認。今年6月以降鑑定に入り、約半年ぶりの公判となった。
 鑑定結果は▽渡辺被告には脳の萎縮(いしゅく)による認知機能の低下があった▽行動判断能力を含む認知機能について著しく損なわれたとは判断できない▽事件当時の行動に抗うつ剤の影響は考えられない——などとした。証人尋問で鑑定医は「認知機能低下による判断力の低下はあるが、責任能力を否定するほどでない」とした。
 また、弁護側の「抗うつ剤の服用と認知機能の相乗効果で心神耗弱にあった」とする主張を、「事件前の反社会的行動などから、薬の影響を考慮しなくても理解し得る」と否定した。
 来年1月19日に論告求刑公判、2月22日に最終弁論が予定されている。【山崎征克】

12月16日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061216-00000034-mailo-l11