2006年12月15日(金) 18時01分

近未来通信：丸亀の男性、損賠提訴　「詐欺行為」と８７０万円　／香川（毎日新聞）

　事業内容をごまかし多額の資金を詐取した疑いが持たれているＩＰ電話会社「近未来通信」（東京都中央区）を相手取り、投資した丸亀市の男性が１４日までに、約８７０万円の損害賠償を求めて高松地裁に提訴した。
　訴状などによると、男性は０４年９月に同社の事業説明会に参加。電話中継局設置費用などを負担すれば、中継局稼動による通話料収入から配当金が支払われる「中継局オーナー制度」の説明を受け、同１０月に契約を結んだ。設置費用など約１１３０万円と毎月の運転資金計約６１０万円を支払い、今年９月までに配当金計約９５０万円が男性に振り込まれたが、１０月以降は入金が停止した。
　男性は「新規加盟者の加盟金などから配当金を支払っていたのに、あたかも通話料収入から支払われるかのように偽った詐欺行為で不法行為に当たる」と主張している。【大久保昂】

１２月１５日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061215-00000315-mailo-l37