2006年12月13日(水) 15時22分

９千万円脱税の疑い　東京国税局が保険代理業者を告発（朝日新聞）

　保険と同様の保障をうたった「無認可共済」を中心に保険代理業を営んでいた「ミステイー」（東京都港区）が、０５年８月期までの３年間で約３億円の所得を隠して法人税約９０００万円を免れたとして、東京国税局が同社と古賀朗子代表（４６）を法人税法違反（脱税）容疑で東京地検に告発したことが分かった。

　関係者によると、同社は新規会員を獲得した会員に対し、紹介手数料を支払って顧客を増やしていたとみられる。同社はこうした手数料や、会員獲得のためのセミナー開催費用などを架空計上するなどして経費を水増しし、意図的に所得を圧縮していたという。

　脱税した所得は古賀代表の預金や金融商品への投資などに充てられたとみられる。

　同社は「税務調査の途中なので一切コメントできない」と回答した。

http://www.asahi.com/national/update/1213/TKY200612130263.html