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2006年12月12日(火) 00時00分

国税局装い新手『振り込め』 音声ガイダンスで指示 東京新聞

 国税局や税務職員をかたり「税金を還付する」などとだます振り込め詐欺事件で、音声ガイダンスを使って本物らしく装い、現金をだまし取る新たな手口が先月以降、東京国税局管内で約二百五十件確認されたことが十一日分かった。警視庁は「税務職員が現金自動預払機(ATM)で金を振り込ませることは、絶対にあり得ない」と警戒を呼びかけている。

 東京国税局や警視庁によると、音声ガイダンスを使う手口では、突然電話がかかってきて「東京都国税局からお知らせします。所得税の還付金があります。手続きのお済みでない方は、速やかに手続きを終了してください。9のボタンを押してください」などと案内が流れる。指示通り操作すると、犯人が直接、電話に出て、口頭でATMのあるコンビニエンスストアなどに誘導され、巧みに振り込み操作をさせられる。高齢者に分かりにくいよう、英語の案内ボタンを押させる例もある。

 警視庁のまとめでは、都内で税務職員を装った振り込め詐欺は、七月に初めて被害が確認されて以降、百五十六件発生。十月は三十九件、十一月には六十三件と増加。被害総額は一億五千万円に上る。他の手口も含めた振り込め詐欺は一−十一月、都内で二千八百二十九件発生。全国的には前年同期比で約二千五百件(14・2%)減ったが、都内では二百六十件(10・1%)増えている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061212/mng_____sya_____006.shtml