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2006年12月12日(火) 00時00分

PC“清掃” 動作軽快に読売新聞


パソコンも、3年余り使用していると、動作が重くなってくる

 3年余り使用しているわが家のパソコンの動作が最近、やたらと重くなった。しかし、いくらパソコンが安くなる傾向にあるとは言え、買い替えにはまだ抵抗がある。そこで「ディスク・エックス・ツールズ」を使って、かつての調子を取り戻すよう、「体質改善」に取り組んだ。(佐藤俊彰)

STEP1  クリーン度をチェック

 まずはソフトを立ち上げ、画面中央の「クリーン度チェック」をクリック。不要なファイルがどの程度あるか、などを調べた結果が、クリーン度として表示される。80%以上ならば問題はないが、判定結果は35%で「PC環境は不良」だった。どうりで動作が重いはずだ。一方、ハードウエアの性能の健全さを見る「パフォーマンス診断」では、CPUやメモリーは十分と判定されながら、最適化実施度は32%。こちらも目安の70%を下回った。

 判定の後は、推奨作業のメニューが提示される。最初はソフト任せの「オートクリーンメニュー」に沿って作業を進めれば、初心者でも安心だ。

STEP2  不要ファイル選び削除

 不要ファイルの削除で重宝するのは「レジストリクリーナー」だ。レジストリにはパソコンの設定情報が入っており、うかつに削除すると、パソコンが動かなくなる恐れがある一方、適切に整理すれば起動の高速化などを期待できる。

 クリーンメニューには、オートのほか、「マニュアル」と「高度」がある。マニュアルは、オートより広範囲のファイルを提示するが、削除しても安全なものしか対象としない点は基本的に同じ。高度は専門的な知識を持つ上級者向けだ。

 ここでは、マニュアルクリーンを試してみた。「日本語・英語以外のキーボード情報」など、自分で不要と判断した項目を選択して削除した。

STEP3  作業内容十分に確認を

 続いて「システムクリーナー」を使い、「ポップアップ表示の無効化」や「ファイルキャッシュの最適化」などの作業を実施する。これは、パソコンの作業速度を向上させ、不要なファイルの作成を最小限に抑える効果がある。

 最後は「デスクトップクリーナー」の「タスクトレイクリーン」で、約30種類の自動起動プログラムを解除。ところが、ソフト任せで作業内容を十分に確認しなかったため、トラブルが発生した。ウイルス監視ソフトが動かず、手動でも起動できなくなってしまった。再びタスクトレイクリーンを使って元に戻す作業を行い、トラブルは無事解消されたが、解除項目の確認は入念にしたい。

バックアップ忘れずに まずは簡便な「オートクリーン」で様子を見よう。 「マニュアルクリーン」では、ソフト任せにせず、作業内容の確認を。 万一に備え、必ずバックアップを。ソフトに従えば簡単にできる。

記者の感想

 一連の作業終了後、クリーン度チェックの結果は51%、パフォーマンス診断は61%に改善した。ウィンドウズXPの起動時間も3分50秒から2分43秒に短縮し、他のソフトの動作も体感的には、まずまずの感じになった。

寝ている間にメンテナンス

DiskXTools Ver.11
 パソコン不調の原因となる不要なファイルやデータを掃除する。手間のかかるメンテナンスを一括でできるところがポイント。メンテナンス終了後は自動的にパソコンの電源を切ってくれるので、就寝前に始めて翌朝は快適になったパソコンが使える。「ワード」「エクセル」などの起動も速くなる。エプソン販売 標準価格7140円。

EasyCleaner
 不要なレジストリやファイルを削除する無料ソフト。http://personal.inet.fi/business/toniarts/ecleane.htmのページ内の「Download and installation」欄の「files/EClea2_0.zip」をクリックする。

(YOMIURI PC編集部)

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/dennou/20061211nt06.htm