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2006年12月11日(月) 11時26分

<損保火災保険料>ツーバイフォー(2×4)住宅で取り過ぎ毎日新聞

 東京海上日動火災保険など損害保険大手5社で、耐火性が高いツーバイフォー(2×4)住宅の火災保険で顧客から割高な保険料を取っているケースがあることが11日、分かった。2×4住宅は通常の木造住宅より保険料を割り引かれるのに、契約時に損保の説明が不十分だったため顧客が割引を申請していないことが原因とみられる。各社は今後、契約者からの申請があれば過去にさかのぼって取り過ぎた保険料を返還することを検討している。
 保険料の取り過ぎが明らかになったのは東京海上日動のほか損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおい損害保険、日本興亜損害保険。
 2×4は木造だが外壁が燃えにくいなど一般の木造工法より耐火性が高いため、損保によっては保険料を最大で6割安くしている。ところが、東京海上日動などによると、顧客に2×4住宅かどうか確認せずに火災保険を販売し、割引を適用しなかったケースがあるという。
 損保側は「自動車保険などの保険金の不払いと異なり、意図的ではない」と説明、各社とも保険料取り過ぎの件数や金額などは把握できていない。しかし、損保業界では大量の保険金不払いが発覚しており、説明不足による保険料の取り過ぎが広がれば「顧客軽視」との批判が高まるのは確実。各社は「割高の保険料を支払っていないか、家の工法を至急確認してほしい」と呼びかけている。【赤間清広】
(毎日新聞) - 12月11日11時26分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061211-00000013-mai-bus_all