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川崎市多摩区枡形１丁目の市立枡形中学で８日、東京電力や東京ガスといった１１社がエネルギー環境学習のための講座を開いた＝写真。
「ボタンを押しながらケーブルを引き抜いてください」「ウオー、抜けた」。１年生から３年生までの３０人がパソコンを分解していく。富士通の「パソコンから見た環境と生活講座」だ。パソコンにわずか９本しかねじがない理由を尋ねられた担当者は「使う鉄を少なくすることや、解体時の手間を考えて設計する」。
講座は、０３年度から網屋直昭教諭が企業に声をかけて始まった。無洗米を炊いたり、廃油からセッケンをつくったり、電気がどのようにできるかといった１１講座がある。
パソコン分解の講座を終えた３年生の白井理生君（１５）は「いつもと違う視点でパソコンを見ることができて楽しかった。部品のほとんどがリサイクルできるのも驚いた。普段の生活でもリサイクルを心がけたい」と話していた。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000612090001