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県公安委員会は８日、駐車違反２回分の放置違反金計２万５０００円を滞納していた川越市内の女性（２９）に対し、銀行口座から同額分を差し押さえる滞納処分を行った。６月に施行した改正道交法に基づく滞納処分の適用は、県内で初めて。
県警駐車対策課によると、女性が所有する乗用車は、６月７日に川口市本町の市道で川口署員から、７月２１日にも同所で民間の駐車監視員から、それぞれ駐車違反の摘発を受けた。運転者が出頭しなかったため、県公安委は６〜１１月にかけて、所有者である女性に放置違反金の納付命令書や督促状などを計１０回送付していた。
同課によると、県内で６〜１１月の６か月間に摘発された駐車違反は約５万２０００件。このうち運転者が出頭したのは約２５％にとどまり、所有者への督促状は約３５００件に上っている。