現場の教室前に献花台 宇治の学習塾女児殺害事件（朝日新聞）
 |
事件のあった教室の前に花を供え、手を合わせる「京進」の社員＝９日午前９時３５分、京都府宇治市で |
京都府宇治市の学習塾「京進宇治神明校」で、同市立神明小学校６年だった堀本紗也乃さん（当時１２）が元アルバイト講師の萩野裕被告（２４）＝京都地裁で公判中＝に殺害された事件から１０日で１年になるのを前に、現場の教室前に９日、献花台が設けられた。京進（京都市下京区）の社員や近所の住民らが花を手向け、紗也乃さんの冥福を祈った。
白い布がかけられた献花台に、京進の社員２人が白やピンク、紫色などの花をあしらった花束二つを供えた。同社は夏以降、月命日ごとに献花台を設けている。男性社員の一人は「職員一同、紗也乃さんを供養したいという同じ思いです」と話した。
事件後、教室は別の場所に移り、現場となった部屋は閉鎖されている。１０日は室内に祭壇を設け、同社の役員らが法要を営む。