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2006年12月08日(金) 01時00分

<携帯電話>電池、ドコモ130万個回収…発熱、破裂の恐れ毎日新聞

 NTTドコモと三菱電機は7日会見し、三菱製のドコモの第3世代携帯電話FOMA「D902i」の電池パックが充電中に異常に発熱したり、破裂する恐れがあるとして約130万個の電池パックを回収、無償交換すると発表した。発熱、破裂事故は今年8〜12月に18件報告され、利用者がやけどをしたり机をこがす事故もあった。ドコモなどは今年3月に顧客からの苦情で電池が発熱する欠陥に気づいたが公表せず、苦情に応じて個別に電池交換していた。
 回収対象の電池は三洋電機の子会社「三洋ジーエスソフトエナジー」(京都市)が製造し、三菱に供給している「D902i」用のリチウムイオン電池。06年5月以前に製造されたもので、電池パックの側面に「OKA」、「OLA」、「PAA」、「PBA」、「PCA」、「PDA」、「PEA」のラベルが添付されている。
 三菱製の別の携帯電話「D902iS」、「D903i」でも一部利用されている可能性があり、契約者にダイレクトメールを送付し電池の交換、注意を呼びかける。ドコモはこの3機種の販売を当面停止する。
 三菱電機によると、電池内部の電極板が製造工程の欠陥で変形し、充電中以外でも電池パックに強い衝撃が加わるとショートして発熱する恐れがあるという。破裂の際は、化学反応などで電池内部の温度は500度近くになるという。
 今年3月上旬から、「電池が熱くなる」といった苦情がドコモに寄せられ三菱電機、三洋電機と協議して4月に電池の製造工程を変更。工程変更後に出荷した電池ではトラブルは起きていない。
 しかし、8月以降、破裂や高温発熱の苦情が寄せられるようになり、11月24日には電池が破裂して女性が軽いやけどを負う事故も発生したため電池の回収に踏み切った。【工藤昭久】
(毎日新聞) - 12月8日1時0分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000115-mai-soci