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2006年12月08日(金) 00時00分

「私物化」批判に反論 石原氏出馬表明朝日新聞

 都議会の第4回定例会は7日、各会派の代表質問があり、石原慎太郎知事は、来春の知事選に3選を目指して立候補することを正式表明した。一方、民主、共産の両党は、知事の四男(40)の公費を使った海外渡航などを「都政の私物化」と批判。「公務に家族をかかわらせるべきではない」とただした。知事は「必要とあらば、身内をも使って知恵を結集する」と反論し、今後も四男の助言を受けながら事業を進める考えを示した。

 高島直樹(自民)、馬場裕子(民主)、中嶋義雄(公明)、吉田信夫(共産)の4氏が質問に立った。

 石原知事の発案で始めた、若手芸術家を育成する「トーキョーワンダーサイト」事業に、知事の四男が関与していることに対し、馬場氏は「余人に代え難くても、公的業務に子息をあてては世論の批判に耐えられない」。吉田氏も「自らの家族を行政にかかわらせることを厳に戒めるべきだ」と指摘した。

 これに対し、石原知事は「若い人には新しい発想がある。その中の1人がたまたま私の息子であり、ほかにも息子の仲間がたくさんいる。そういう人たちの力をどんどんこれからも借りていく」などと反論。「ワンダーサイト事業は、ごく限られた、しかも能力のある人材の協力で運営されているが、海外でも高い評価を得ている」と強調した。

 四男が公費を使って、ドイツやフランス、スイスに渡航したことについては、石原知事は「適正な手続きを経て旅費の費用弁償を受けたもので、違法性も問題もない」と改めて述べた。

     ◇

 石原知事の立候補表明を受け、都議会民主党の田中良幹事長は「税金による身内の過保護を指摘されるような状況にあってなお、自公体制に支えられて出馬を表明する勇気には驚かされる。石原氏に勝る立派な候補者を擁立する」との談話を発表した。

http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000612080001