2006年12月07日(木) 13時01分

融資保証金詐欺：東京の詐欺団６被告、懲役３年〜２年６月−−地裁判決　／鳥取（毎日新聞）

　東京都府中市のマンションを拠点にした振り込め詐欺グループ６人に対する判決公判が６日までに鳥取地裁で開かれた。松尾昭彦裁判長は「犯行は組織的、職業的に行われ、周到かつ巧妙で極めて悪質」と述べ、６被告に対し組織的犯罪処罰法違反罪で懲役３年〜２年６月を言い渡した。中心的な役割の３人が実刑、犯行期間が一年未満の３人は執行猶予付き。
　判決によると、６被告は、東京都府中市、無職、横浜巧也被告（２２）＝同罪で１３日に判決＝に指揮されて共謀し、０６年５月３０日〜６月３０日ごろ、被害者９人に計３８回電話をかけ、現金計５４０万６５００円を他人名義の普通預金口座に振り込ませてだまし取った。
　判決では、いずれも東京都調布市内の無職で▽小松原勇（２２）懲役３年（求刑懲役４年）▽杉原康太（２２）懲役２年６月（同３年６月）▽斎藤東悟（２０）懲役２年６月（同３年６月）の３人が実刑、▽北原昂志（２１）懲役２年６月、執行猶予４年（同２年６月）▽柿本優（２２）懲役２年８月、執行猶予５年（同３年）▽南光（２１）懲役２年６月、執行猶予４年（同２年６月）の３人が執行猶予だった。【小島健志】

１２月７日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000152-mailo-l31