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2006年12月07日(木) 22時41分

ニフティ2部上場、再編にらみ「親離れ」朝日新聞

 家庭のコンピューターとインターネットをつなぐネット接続(ISP)事業者の草分け、富士通子会社のニフティが7日、東証2部に上場した。ブロードバンド(高速大容量)通信の契約争奪戦が激しくなり、成長率が鈍ったメーカー系ISPの事業者は新たな収益源の模索を迫られている。経営判断のスピードを速めるための親離れが相次いでおり、今後は業界再編もにらんだ主導権争いが加速しそうだ。

 この日のニフティ株の終値は20万3000円で、公募価格21万円を割り込んだ。終値ベースの時価総額は約462億円。上場で、富士通の出資比率は約7割に下がった。

 ニフティは86年にパソコン通信会社として設立。06年3月期の連結売上高687億円のうちISP事業は87%を占めるが、今後はポータル(玄関)サイト「アット・ニフティ」などのネットサービスを強化する。上場で得た約54億円もこの分野に投資する方針だ。

 ISP事業は、ADSLから光ファイバー回線への切り替えが今の主戦場だが、自前の回線を持つ通信会社系ISP事業者の勢いが勝っている。

 このため、メーカー系の老舗(しにせ)事業者は広告収入が期待できるネットサービスの強化に必死。親離れも広がり、ソニー系のソネットエンタテインメントは昨年12月に東証マザーズに上場。今年7月にはNECビッグローブもNECから独立した。

http://www.asahi.com/business/update/1207/141.html