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いなべ市と東員町の全中学校６校の生徒代表が６日、同市員弁町であった「人権フォーラム」で、いじめ問題を話し合った。生徒らは体の特徴などを理由にからかわれたり、嫌がらせをされたりする「いじめ」が身近に起きていると証言。「注意しようと思っても行動に移せない」「どうしたらいいか教えて」と明かし解決策を探った。
６校の代表計７６人が参加した。「いじめって何だろう？」がテーマの分散会では、最近相次いだ自殺問題などについて話し合った。「勇気を出して立ち向かえば良かった」という意見の一方で、「相談したら余計ひどくなると思ったのでは」「自分だったら親には心配をかけたくない」などと、自ら命を絶った子どもたちの気持ちになって考えた。
「なぜいじめはなくならないと思うか」。そんな司会者の問いかけには、「自分がいじめられたくない気持ちの表れ」「嫌いな人の長所を見ようとしないから」などと原因を分析。「立場の弱い人が標的になっている。いじめはなくならないのではないか」といった意見も出された。