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2006年12月07日(木) 19時26分

ケータイのメモリーカードにはどんな種類があるの?朝日新聞

ケータイではminiSDメモリーカード(右)、microSDメモリーカード(中央)、メモリースティックPRO Duo(中央手前)などが採用されている

 ケータイにはさまざまなデータが保存されています。これらのデータはケータイ本体だけでなく、ケータイに装備されているメモリーカードに保存することもできます。今回はケータイのメモリーカードの種類について、説明しましょう。

 ケータイには元々、電話帳や送受信したメールをはじめ、いろいろなデータが保存されています。これらのデータが保存されているのは、基本的にケータイ本体の内部に搭載されている「内蔵メモリー」です。しかし、カメラ付きケータイが登場した頃からケータイにはメモリーカードスロットが搭載され、カメラで撮影した画像などを装着した「メモリーカード」に保存できるようになりました。ケータイにとって、カメラが標準的な機能になった現在では、メモリーカードスロットもほとんどの機種に装備されています。

 デジタルカメラなどを見てもわかるように、メモリーカードにはいろいろな種類がありますが、ケータイはボディサイズがコンパクトなため、採用されているメモリーカードの種類は限られています。現在、ケータイでもっとも普及しているのは、「miniSDメモリーカード」です。miniSDメモリーカードはデジタルカメラで広く利用されているSDメモリーカードの約半分程度の大きさしかなく、アダプターを装着することで、物理的な大きさとSDメモリーカードと同じにできるため、パソコンのメモリーカードリーダーなどでもデータを読み書きすることができます。容量は当初、32MB程度の小さなものしかありませんでしたが、現在では最大2GBまでの製品が販売されています。実売価格は512MBが約4000円、1GBが7000〜8000円程度です。

 これに対し、今後、主流になると言われているのが「microSDメモリーカード」です。microSDメモリーカードはSDメモリーカードの約4分の1、miniSDメモリーカードの約半分の大きさしかありませんが、miniSDメモリーカードと同じように、アダプターを装着することでminiSDメモリーカードやSDメモリーカードと同サイズにできます。今年の秋冬商戦向けに各社から発表されたケータイは、ほとんどのモデルがmicroSDメモリーカードに対応しており、急速に販売数が伸びていると言われています。カードサイズはコンパクトですが、容量はすでに最大2GBまでの製品が出荷されています。価格はminiSDメモリーカードよりもわずかに割高で、512MBで約5000円、1GBで7000〜9000円程度となっています。

 これらはいずれもSDメモリーカードのファミリーということになりますが、ソニーが開発したメモリースティックもソニー・エリクソン製端末を中心に採用されています。もっとも採用例が多いのはメモリースティックの約60%程度のサイズまで小さくした「メモリースティックDuo」です。現在は同一サイズで高速転送や大容量化、著作権保護機能などに対応した「メモリースティック Pro Duo」が採用されています。容量は最大4GBまでの製品が販売されています。価格的には1GBで5000〜7000円、512MBで4000〜5000円程度となっています。

 メモリーカードは主にカメラで撮影した画像の保存などに使われてきましたが、最近はダウンロードしたコンテンツの保存、電話帳やメールのバックアップ、音楽データの保存などにも利用できるようになり、応用範囲は確実に拡がっています。もし、自分のケータイがメモリーカードに対応していて、まだメモリーカードを装着していないのであれば、この冬商戦で大容量のメモリーカードの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

http://www.asahi.com/digital/column01/TKY200612070224.html