2006年12月06日(水) 00時00分

いじめ向き合うモデル授業開く　町田（朝日新聞）

　町田市立山崎小学校で５日、いじめ防止に向けたモデル授業が開かれた。いじめられた経験を持つゲストティーチャーによる語りかけなど、クラスでいじめに向き合う方法を、市内各校の生活指導主任の教諭たちも学んでいた。

　同小と市教委が企画。６年生の１クラスで、「やめよう、相手の心を傷つける言葉（言葉の暴力）」をテーマに授業を行った。

　導入部では、いじめた側、いじめられた側の両者がつづった作文を一読。班別に「いじめ」について考えてもらい、「うざい」「キモイ」など、ふだん使ってしまう言葉の問題を取り上げて注意を促した。

　最後に、児童とも交流している地域の女性（５０）がゲストティーチャーとして登場。小中学校の時にいじめに遭った体験を語り、「みなさんは、何年たっても会いたいと思う友達でいてほしい」と訴えた。

　授業後の研究協議会の場で廣瀬由美子校長は「地域の人に勇気を持って語ってもらった。いじめは、ひとりが抱え込まないでみんなでサポートするのが大事」などと話していた。

http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000000612060002