2006年12月05日(火) 18時01分
「他社より安い」と虚偽説明＝IP電話通話料、固定と比較−家宅捜索の近未来通信（時事通信）
詐欺容疑で家宅捜索を受けたIP電話会社「近未来通信」（東京都中央区）が、実際には他社より高い通話料を安いと偽り、「利用者がどんどん増えている」と投資家を勧誘していたことが5日、分かった。警視庁捜査2課は、投資家からの出資金を獲得するために、虚偽宣伝を繰り返していたとみている。
同社は、IP電話サービスに必要な電話中継局への出資金を募り、利用者の通話料などから還元金（配当）を支払うとうたって、約400億円を集めていたとされる。
同社のパンフレットや料金比較表には、大手他社の固定電話の通話料が掲載され、「国内長距離で最大60％、国際電話なら最大83％も割安」などと宣伝していた。しかし、他社のIP電話サービスと比較した場合は、近未来通信の方が割高となるケースがほとんどだった。
（時事通信） - 12月5日18時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061205-00000118-jij-soci