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2006年12月04日(月) 00時00分

事故死の子供写真HPで中傷 東京新聞

 子供の遺体や裸体の写真を集めたホームページ(HP)に、交通事故で亡くなった子供たちの写真と中傷する文章などを載せたとして、遺族らが四日、東京都羽村市の市立小学校に勤める男性教諭(33)を警視庁に侮辱容疑で告訴、児童ポルノ処罰法違反容疑で告発することが分かった。

 告訴・告発するのは、一九九七年に世田谷区でトラックにはねられ亡くなった片山隼(しゅん)くん=当時(8つ)=の父徒有(ただあり)さん(50)=同区=や、二〇〇二年に名古屋市の保育園で屋上駐車場から落ちたワゴン車の下敷きになって亡くなった片岡樹里ちゃん=当時(3つ)=の母朋美さん(42)ら六組の遺族。

 遺族らの話によると、教諭は運営していたHP「クラブきっず」と「交通事故きっず」に、交通事故で亡くなった子供六人の生前の写真を掲載。

 「ぐしゃっとつぶれた」「ぺっしゃんこになっちゃったんでしょうね」などと、事故を想起させるコメントを付けていた。中には亡くなった子供が裸で入浴する写真もあった。

 遺族が作成したHPから無断で写真を転載したとみられる。昨年十月、朋美さんのもとに匿名のメールが寄せられたため発覚。問題のHPは今年十一月に閉鎖された。

 教諭は、虐待死した女児の遺体や性器の写真なども掲載していた。

 教諭をめぐっては、愛知県警が朋美さんからの告訴を受け、著作権法違反の疑いで、今年九月に書類送検している。

 朋美さんは「物を見るような視点で樹里の死を扱われ、(尊厳を)踏みにじられた。インターネットには規制がなく無法状態なので、法整備を急いでほしい」と訴えた。片山さんも「まずは(教えている小学校の)子供たちからこの教諭を離さなければならない」と、教員免許の剥奪(はくだつ)を求めている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061204/mng_____sya_____009.shtml