2006年12月03日(日) 21時25分

佐藤ゆかり氏「岐阜１区」公認に強い意欲　野田氏を牽制（朝日新聞）

　郵政民営化をめぐって自民党を離党した国会議員の復党問題で、同党の佐藤ゆかり衆院議員（４５）＝比例東海ブロック＝が３日、岐阜市内で街頭演説し、次期衆院選での岐阜１区への立候補に強い意欲をみせ、復党で選挙区の競合が確実な野田聖子衆院議員（４６）を牽制（けんせい）した。離党議員が復党願を出して以降、佐藤氏が地元の街頭で離党問題に触れるのは初めて。

　佐藤氏は次期衆院選の岐阜１区で公認されるのは党の選挙区支部長に就いている自分だと強調。「私は岐阜の皆様と大きな一つの船に乗ってきた。どう情勢が変わろうと、皆様より先に船を下りることはない」などと繰り返し述べた。

　一方で「（離党議員の）復党を受け止め、改革路線が逆戻りすることのないように防波堤となりたい」として野田氏らの復党に柔軟な姿勢も示した。

　佐藤氏はこのところ毎週日曜日の午後に、岐阜市中心部の柳ケ瀬商店街で「国政報告会」として演説している。この日は約１００人の支持者らが集まった。

　演説終了後、佐藤氏は報道陣の問いかけに「党内に小泉政権の方向性と異なるいろいろな意見が出てきている気がする。首相が変わるたびに方向性が変わってはならない」と述べた。

http://www.asahi.com/politics/update/1203/005.html