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2006年12月03日(日) 21時28分

事故死の子どもの写真をHPに無断転載 教諭を書類送検朝日新聞

 交通事故で子どもを亡くした親のホームページから、子どもの写真などを自分のホームページに無断で転載したとして、愛知県警が、東京都あきる野市の小学校教諭の男(33)を著作権法違反の疑いで書類送検していたことが3日明らかになった。

 教諭は、交通事故のほか、虐待や災害で死亡した子どもの裸を含む遺体写真などを大量に掲載していたという。各地の交通事故の遺族6組は4日、侮辱容疑での告訴状と、児童買春・児童ポルノ処罰法違反容疑での告発状を警視庁に提出する。

 愛知県警生活経済課と緑署の調べなどによると、教諭は、保育園の屋上駐車場から転落した車の下敷きになって02年に死亡した名古屋市緑区の片岡樹里ちゃん(当時3)の両親がつくったホームページから、樹里ちゃんの写真などを無断で自分のホームページに載せた疑い。樹里ちゃんの母朋美さん(42)によると、無断転載されたのは写真2枚、身体測定記録、図画、先生と母親の連絡帳の記述。教諭は「この笑顔がペッチャンコになってしまった」などのコメントを勝手につけていたという。

 遺族側によると、教諭は現在、東京都羽村市の小学校に勤務。別の小学校にいた03年1月ごろ、「クラブきっず」という名前のホームページを開き、11月まで運営していた。「三度の飯より子ども死体」という名前で宣伝していたという。

 朋美さんらは今年8月、教諭を著作権法違反容疑で告訴した。朋美さんは「子どもをしのんで作ったホームページを面白半分で掲載されショックだった。教諭である人間が命を軽視するのは許せない」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/1203/NGY200612030004.html