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2006年12月02日(土) 15時10分

<ばんえい競馬>最後のレースにファン声援 北海道・帯広毎日新聞

 今年度限りの廃止が決まったばんえい競馬の帯広シリーズが2日、帯広市の帯広競馬場で始まった。最後のばんえい競馬を見ようと、714人(午前11時現在)のファンが訪れ、迫力あふれるレースに声援を送った。
 午前10時40分発走の第1レースを前に砂川敏文帯広市長が開会宣言した。砂川市長はこの中で「来年度の帯広1市での単独開催は現状では難しい。ファンに親しまれ馬文化の伝承に役立っただけに、(廃止は)誠に残念だ」と廃止のやむなきに至った理由を説明した。集まったファンは「ばんえい競馬残してください」「お願いします」と砂川市長に声をかけた。
 第1レースには2歳馬10頭が出走した。530キロの鉄そりを引き、障害物の高さが最高1.7メートルある200メートルの直線コースを白い息を吐きながら力走。2番人気のオオノトップが1着となり、賞金15万円を獲得した。この日はメーンの「石勝特別」など12レースがある。帯広シリーズは来年3月26日まで10開催60日が予定されているが、途中の打ち切りもあり得る。
 子供のころからばんえい競馬に親しんできた帯広市の無職、馬渕茂二さん(70)は「もうちょっと早く手を打っておけなかったのだろうか。一度なくしたら元に戻れず、なくすべきではない。帯広で1年やってみるとかいろいろな方法があると思う。競馬場にきょう来ているみんなは同じ気持ちだろう」と語った。
 ばんえい競馬馬主協会と北海道ばんえい競馬調騎会は2団体でばんえい競馬の存続を条件に計1億4000万円を寄付する用意があることをこの日、砂川市長に伝えた。砂川市長は「皆さんの気持ちは大変ありがたい。自主開催ができるかどうか、検討の努力はしなければいけない」と述べた。【仲田力行】
(毎日新聞) - 12月2日15時10分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061202-00000052-mai-soci