2006年12月02日(土) 09時51分

ばんえい競馬存続求め帯広で署名活動（日刊スポーツ）

　ばんえい競馬存続を求めて先月２９日に発足した市民組織「（仮称）ばん馬を愛する十勝の会」が１日、帯広市内で署名活動を行った。今日２日からのばんえい帯広開幕に合わせ、この日市内で行われた開催ＰＲパレードとともに実施された。
　ばんえい競馬を舞台にした映画「雪に願うこと」の原作者で作家の鳴海章氏らも応援に駆けつけ、午後２時３０分から約１時間で約１５００件の署名が集まった。同会発起人でインテリアデザイナーの清原三枝子さんは「北海道の開拓、馬産技術に大きく貢献してきた古いものを守っていくのは私たち市民の使命だし文化。本州から手伝いに来てくれた方もいて関心の高さに驚いています」と話した。署名活動は今後も行う予定で、集まった署名は随時、帯広市側に提出される。
　ばんえい競馬は、今年度限りでの廃止が事実上決まっている。ただ関係者らは存続へ向けて活動中で、今日２日には、ばんえい競馬馬主協会（大野清二会長）が、帯広市側に具体的な支援の内容などを提示する予定。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061202-00000098-nks-hok