2006年12月02日(土) 17時34分

ゲーム1週間：Wii発売直前、米ではトラブルも発覚　続くDSブームでメーカー倒産も（毎日新聞 まんたんウェブ）

　今週（11月25日〜12月1日）は、2日発売された新型ゲーム機「Wii（ウィー）」の体験会が千葉市美浜区の幕張メッセで開かれたほか、対応ソフト発表会に俳優の松田龍平さんが登場。米国でリモコンが手を離れて、テレビ画面を割るなどのトラブルがネットで話題になっていることも判明し、Wiiのニュースで盛り上がった。一方、ニンテンドーDSのヒットが続く中、ブームに押されて、PS2向けの恋愛ゲームを主軸にしていたゲームメーカーのキッドが自己破産申請するという話題も届いた。

　12月2日に発売される「Wii」の無料体験イベント「ニンテンドーワールド2006　Wii体験会」が25日と26日、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれ、ゲーム機を発売前に体験しようと約2万8000人の来場者が詰め掛けた。会場には、専用ゲームが40種類以上が展示され、一番人気だった「ゼルダの伝説」は、試遊まで200分以上かかる長い列ができた。

　28日は、俳優の松田龍平さんが、Wii用ゲーム「レッドスティール」（UBI）の発表会にイメージキャラクターとして登場、「新感覚のアクションが楽しめます」とPRした。松田さんは、開発者と対戦プレーを実演、引き分けに終わると「メガネをかけていれば勝ってたのに」と悔しがり、ゲーマーぶりを見せた。

　Wii発売直前の12月1日、先行発売された米国では、遊んでいる途中でリモコンが手を離れ、テレビ画面が割れたり、壁がへこむなどのトラブルが、動画投稿サイトやブログなどで多数報告され、話題になっていること分かった。

　新型ゲーム機に注目が集まる一方、ゲーム雑誌大手のエンターブレインが1日発表した11月ゲーム販売ランキング（10月30日〜11月26日＝4週間）によると、今月最も売れたのは、ニンテンドーDSライトで約53万台で、注目のプレイステーション3は約17万台と品薄状態が続いている。

　ゲーム業界が活気付く中で、恋愛ゲーム開発などで定評のあるゲームソフト会社のキッドが11月30日に営業を停止し、12月1日に東京地裁へ自己破産の申請を申し立てたことが分かった。民間信用調査会社によると、負債総額は約5億3000万円。携帯ゲーム機のヒットなどに押されてPS2用ソフトの売り上げが伸びず、資金繰りに行き詰ったという。

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