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2006年12月02日(土) 12時00分

親しみ手軽さ、前面に 任天堂「Wii」2日発売 京都新聞

 任天堂は2日、新型の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」を発売する。先行発売した米国では品切れが続出し、国内でもインターネットの競売サイトで予約引換券が出回るなど前評判は高い。これでソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)、マイクロソフトと合わせ、ゲーム機大手3社の次世代機が出そろい、国内の年末商戦で激突する。
 Wiiは、コントローラーをテニスのラケットのように振ると画面上でボールを打てるといったように、テレビゲームになじみのない人でも操作しやすいことが特長。希望小売価格は2万5000円で、発売初日は40万台弱を出荷。16本のゲームソフトも同時発売される。
 11月19日に先行発売した米国では、発売後8日間で60万台超を販売。売り切れ店が続出するなど、好調な滑り出しを見せている。
 一方、これまで家庭用ゲーム機で圧倒的シェアを占めてきたSCEが11月発売した「プレイステーション3(PS3)」は、細密で迫力のある映像など機能の高さが売り物で、低価格機は4万9980円。生産の遅れから初回出荷は約10万台にとどまったが、年内には100万台を見込む。
 またオンラインゲームに強いマイクロソフトは、昨年発売した「Xbox360」の低価格機を2万9800円で11月に売り出した。
 注目されるのは、従来の高機能競争と一線を画して手軽さや親しみやすさを前面に打ち出したWiiが、どこまで幅広い層に受け入れられるかだ。携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の爆発的なヒットは、「脳を鍛える」や仮想の犬を育てるといった、女性や中高年にも親しめるゲームソフトの話題が口コミで広がったのがきっかけだった。
 Wiiについても、幅広い年齢層が一緒に楽しめるゲームソフトを継続して投入し続けられるかどうかが普及の鍵とみられている。
 任天堂がより広い層を意識する背景には、消費者が携帯電話やインターネットにより多くの時間を割くようになり、国内ゲーム市場の頭打ち状態が続いたことへの強い危機感がある。
 「戦う相手はライバル社ではなく消費者の無関心」(岩田聡・任天堂社長)の言葉通り、Wiiは「家族全員に受け入れられるゲーム」を目指し、インターネットの閲覧やデジタルカメラの画像編集などの機能を内蔵させ、省電力や小型化にも力を入れた。
(京都新聞) - 12月2日12時0分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061202-00000018-kyt-l26