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2006年12月01日(金) 00時00分

資金調達先も「ノリノリ」…村上公判で宮内証言ZAKZAK

 ニッポン放送株のインサイダー取引事件で、証券取引法違反罪に問われた村上ファンド前代表、村上世彰被告(47)の第2回公判が1日、東京地裁(高麗邦彦裁判長)で開かれた。

 ライブドア(LD)元取締役、宮内亮治被告(39)=写真=が証人出廷し、同放送株の買い占め方針を伝えたとされる会議で、村上被告に、「3分の1(の株取得を)やりますのでよろしくお願いします。(資金調達先も)ノリノリなんで」と述べたと証言し、伝達の具体的な様子を明らかにした。

 証言によると、LDは平成16年11月8日に村上ファンドと会議を開き、LD前社長の堀江貴文被告(34)と村上被告が主として、買い占めの具体的手法を話し合った。

 村上被告はリストを示し、売却に応じる外国人株主を紹介。村上ファンドと合わせても保有率が50%以下だったため、堀江被告が「残りはどうしましょうか」と聞くと、村上被告は「場(市場)で(大量保有報告書の提出義務がない上限の)4.9%まで買え」と指示した。

 LDはクレディスイスから約300億円調達の準備ができていたが、この方法では追加資金が必要だった。村上被告が「金は大丈夫か」と聞くと、宮内被告は「足りない分もなんとかします。クレディもノリノリなんで」と答えた。堀江被告も「よろしくお願いします」と同調したという。

 追加の資金調達についてはその後、クレディスイスが難色を示したが、リーマン・ブラザーズ証券など複数の証券会社が応じ、12月中旬には見通しが立った。

 会議ではこのほか、買い占め成功後にLDがフジサンケイグループを経営するとの話も出た。村上被告がポニーキャニオンについて、「ある会社の社長に経営させたい」と言うと、堀江被告が「ポニーはうちで必要です」と反対したという。

ZAKZAK 2006/12/01

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_12/t2006120131.html