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2006年11月28日(火) 06時31分

点滴薬持ち出しの在日朝鮮人、説明覆す 背後関係捜査へ朝日新聞

 在日朝鮮人の女らによる薬事法違反容疑事件で、女が点滴薬などを北朝鮮に持ち出そうとして税関で見つかった際、当初話していた持ち出し理由をその後変えていたことがわかった。警視庁公安部は女の説明が虚偽で、別の組織や人物の指示を受けていたとの疑いを強めており、背後関係や目的について調べている。一方、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)は「薬は個人で使うためのもの」としている。

 調べでは、女は今年5月、朝鮮総連都本部の祖国訪問事業で「万景峰92号」で北朝鮮に向かう際、点滴薬60袋と肝臓疾患薬120本を無申告で荷物の底に隠し、持ちだそうとした疑い。

 見つけた税関当局が事情を聴くと女は当初、「自分で使う」と説明していたが、「量が多すぎる」と指摘されると、「北朝鮮で医師をしている親族に届ける」と説明を変えたという。結局持ち出しは認められなかった。聴取の際には朝鮮総連新潟出張所の関係者も立ち会ったという。

 女の親族には、朝鮮総連傘下の「在日本朝鮮人科学技術協会(科協)」の幹部がいる。警視庁公安部は科協が朝鮮労働党対外連絡部から直接指示を受けている団体とみている。

 朝鮮総連は27日夕、「薬は自分の病気治療などのため持参した。不当な弾圧だ」とコメントした。

http://www.asahi.com/national/update/1128/TKY200611270394.html