悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年11月27日(月) 08時01分

博報堂元社員に逮捕状 架空の持ち株話 1400万円以上詐取か産経新聞

 大手広告代理店「博報堂」(東京都港区)の営業部門の社員だった男(44)が取引先に架空の株式購入話を持ちかけ現金をだまし取っていた疑いが強まったとして、警視庁捜査2課が詐欺容疑で、元社員の逮捕状を取ったことが26日、分かった。

 元社員は株式上場した持ち株会社「博報堂DYホールディングス」の株を社員持ち株枠で購入できると偽り、少なくとも5人から1400万円をだまし取っていたとみられる。同社は平成15年に経営統合した博報堂、大広、読売広告社の共同持ち株会社で、昨年2月に東証1部に上場した。

 調べなどでは、元社員は平成15年夏ごろ、取引先の男性に対し、「博報堂DYホールディングスの上場委員会に知り合いがいて、持ち株が購入できる。上場後には当然2倍以上になる」と持ちかけ、500万円を詐取したほか、17年9月ごろには「人事局長が退職して浮いた株がある。その株の枠をもらったので、1株4500円で買わないか」などと偽り、この男性ら5人から900万円をだまし取った疑いが持たれている。

 関係者によると、同社株が上場後も元社員はさまざまな理由をつけて返金せず、今年3月末に預かった現金全額を自分の借金返済にあてたことを明かしたという。

 元社員は刑事告訴された5月以降も博報堂に勤務していたが、10月16日付で依願退職した。産経新聞の取材に「架空の株式購入を持ちかけていたような話は、自分は知らない」などと話していた。
(産経新聞) - 11月27日8時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061127-00000004-san-soci