悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年11月27日(月) 00時00分

銚子市春日小に「ネットデイ」開通朝日新聞

 銚子市立春日小(房州洋一校長、児童数552人)で26日、全教室にLANケーブルとパソコンを設置する「ネットデイ」の開通式があり、館山市の北条小などと画面を見ながら交流が行われた。教師や父母、パソコンの専門家らが1年以上かけて完成させた、同市内では初の試みだ。

 政府は、情報通信の基盤整備を進める政策「e—Japan戦略」の中で、全ての教室が高速インターネットに接続できる校内LANの環境整備を掲げたが、銚子では21の小中学校で全く実現していなかった。昨年、春日小に赴任した信田宗一教頭が中心になり、父母や千葉科学大学、NPO法人銚子IT推進協議会と一緒に実行委員会を立ち上げた。

 すでに実施していた館山市の小中学校を視察、検討を重ねて10月に61人で大がかりな配線工事を行った。屋外は業者に頼んだが、屋内は天井裏に隠し、教室ではカバーをつけて見た目をきれいに仕上げた。

 パソコン31台はNPO法人がリース期間が切れたものに必要なソフトを入れて提供。作業は深夜まで及んだものもあるが、人数が多く、一日がかりの日はお母さんたちが昼食を作った。

 この日は午前中に最後の工事を終えてテスト。午後から経過説明をし、6年生5人が館山市立北条小の子どもたちと画面を見ながらお互いの学校を紹介し合った。市内の千葉科学大や文化会館、児童の自宅ともそれぞれ交信した。

 全教室でパソコンが使えることで、各クラスごとに自由に検索したり、海外も含めた遠方や他校との情報交換が容易になる。電子掲示板、出欠確認、校内情報の共有化も一気に進むなどのメリットがあるという。

 房州校長は「大勢のボランティアで完成した設備をどう使っていくかが今後の宿題。先生たちの研修をして授業に使うのはもちろん、他の学校にも情報を発信していきたい」と話している。

http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000611260006