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2006年11月25日(土) 08時00分

日本の「Ijime」、ドイツで強い関心 連日報道朝日新聞

 いじめによる自殺や自殺予告が日本で相次いでいる問題について、ドイツの主要メディアが強い関心を寄せ、連日報道を続けている。日本語の「Ijime」という用語もそのまま引用され、「イジメ」と発音されている。ドイツでは移民問題や貧富差などに基づく子どもの暴力や差別が増えており、学校教育のあり方に関する論議を日本と重ね合わせているようだ。

 独公共放送ARDは16日「生徒の自殺、日本を揺らす」と題し、いじめ自殺をラジオや電子版で詳しく報じた。自殺した子が書いた遺書の内容を紹介するとともに、子供たちにいじめや自殺をしないよう政府などが盛んにメッセージを送る対応ぶりも伝えた。一方、日本で以前にもいじめが問題になったことに触れて「学校などが問題を軽視してきた」と批判した。

 15日付の全国紙ウェルト(電子版)は「肝心の問題は大人にある」と主張。「多くの親は子どもに良い子であることを求め、子どもは理想に沿おうとするためストレスを抱えている」とする教育関係者の分析を紹介した。同日付の有力誌シュピーゲル(電子版)も「(日本で)子どもはプレッシャーに苦しんでいる」と記し、ドイツでは子ども同士のいやがらせや暴力が問題となっているが、日本ではより陰湿な「仲間はずれ」という形で現れる、などと伝えた。

http://www.asahi.com/international/update/1125/006.html