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2006年11月24日(金) 00時00分

豊川市、HPに広告募集朝日新聞

 豊川市が12月11日から、市のホームページ(HP)から企業などのHPにアクセスできるバナー広告の募集を始める。交付税削減などで財政事情が厳しい中、少しでも自主財源を確保しようという試み。同市によると、HPへの広告掲載は、県内の自治体では県と音羽町が実施しているだけという。(奥田悟)

 バナー広告は、広告部分をクリックすると企業のHPにアクセスできる仕組み。同市は2センチ×4・5センチの広告8枠を、1枠につき月1万円でHP(http://www.city.toyokawa.lg.jp/)に掲載する考え。12月11日から募集を始め、来年2月から掲載するという。

 広告掲載は、県や音羽町が実施しているほか、津島市も12月から掲載する予定。だが金額や運営方法は違いもある。

 11月から掲載を始めた音羽町は、1枠1万5千円(半年間)の掲載料で8枠を募集したところ、応募が上回り、掲載を10枠に拡大した。担当者は「町職員らの営業活動で応募が増えた。企業の評判は上々」と話す。

 8月から掲載している県は、広告会社が仲介しているため掲載料は公開していないという。担当者は「職員では営業活動先が限られ難しい。広告会社を通じた方が運営も安定する」と話す。

 豊川市の調査では、全国で広告掲載を実施している人口10万〜20万人の自治体では、HPへのアクセス件数が月10万〜1万5千件と幅があった。同市のHPには月約2万7千件のアクセスがあり、「アクセスの多い都市部の自治体より掲載料は低めの設定」という。

 同市は、広報誌などで独自にバナー広告を募集する考えで、不動産業や交通機関など地域とつながりの強い企業からの応募を期待している。

 また来年度から広報誌にも広告掲載するほか、公用車や市の封筒などへの掲載も検討している。同市財政課は「広告で得られる収入は多くないが、職員が少しでも収入を上げようとする意識を持つきっかけにしたい」と話している。

    ◇

 豊明市も12月1日からバナー広告を募集する。募集枠が全部埋まっても年間収入は60万円だが、担当者は「財政事情の厳しいおり、少しでも足しになれば」という。

 来年4月から、市のHPの右端に10枠を掲載する。広告料は1枠月額5千円。「月間のアクセスが1万6千件ほどなので、他の自治体を参考にして設定した」という。

http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000000611240002