2006年11月24日(金) 22時31分

自動車展の美人モデルに、セクハラの苦情続出（4）—北京市（Record China）

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「国際自動車展覧会」でにこやかな笑顔を振りまくモデルたちだが、見物人のさまざまな行為に内心辟易しているという。きれいなモデルたちを間近で見るのが初めてであるため、皆ついつい彼女らに「セクハラ」ともとれるような行動をしてしまうらしい。 　 2006年11月24日、「第9回北京国際自動車展覧会（Auto China 2006）」が、今月18日から北京市で開催されている。これは中国最大規模の車の展覧会で、20の国と地域から約1500社が参加して行われている。会場にはトヨタ車やフォルクスワーゲン（VW）、ゼネラル・モーターズ（GM）のほか、中国のメーカー各社も新型車を紹介し、約570台が展示されている。

11月21日から27日までは一般公開が行われ、多くの車好きが国内外からつめかけている。しかし実際会場で、車以上に人々を楽しませているらしいのが、車と共に配されたたくさんのモデルたち。美しい彼女たちが目の前で微笑む姿を見たくて訪れる人で、展示会場は大賑わいだ。

しかし最近、会場でモデルとして働く女性たちの間で、苦情が多々聞かれるという。話を聞くと彼女たちは、見物人のセクハラ的行為に、毎日うんざりするような思いを味わっているのだそうだ。

第1に、モデルにつきまとい、いつまでもしつこく写真を撮り続ける人が非常に多いという。車には目も向けず、ひたすらモデルばかりを撮影していく。中には「こういうポーズをとって」などと命令する厚かましい人もいるのだとか。

ある女性モデルは、2人の中年男性が会場で交わしていた会話を聞かせてくれた。1人が「いいのかい？そんなに女の子の写真ばっかり撮ってて？」と言うと、相手はこう答えたという。「いいんだよ。もう女房の了解は得てあるからさ」。

第2に、モデルにむりやり名刺を渡したり、電話番号を聞き出そうとする人が後を絶たないという。真剣に仕事をしているモデルに対して、礼儀をわきまえない行為があまりにも目立つそうだ。

第3が、おばちゃんたちの質問攻撃。「いくらもらってるの？」「こんな格好で寒くないの？」など。心配して言っているのかもしれないが、モデルたちにしてみれば余計なお世話である。

特に男性にとっては、セクシーに着飾った彼女らがあまりにもかわいらしく、しかも手の届く所にいるので、つい失礼ともとれる行動に走ってしまうようだ。展示会が終了するまであと数日、モデルたちにとっては「あとわずかの辛抱」というところらしい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061124-00000046-rcdc-cn