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2006年11月24日(金) 00時00分

石原都知事に都政の私物化批判、四男関わる事業に…ZAKZAK

 ワンダーサイトは、新進・若手芸術家の育成を図る目的で、石原都政下の平成14年に文京区本郷の御茶ノ水庁舎を改修してスタート。現在、渋谷や青山にも増設されている。

 厳しい財政事情の中、東京文化会館の予算はこの4年間で、5億9036万円から3億4374万円と4割以上減らされ、東京都美術館も4億9746万円から3億1833万円と4割近く削減されるなど、軒並みマイナス予算が続いている。

 ところが、ワンダーサイトだけは別格で、5589万円から4億7152万円と8倍以上に増額されているというのだ。

 ワンダーサイトをめぐっては、石原知事の四男で画家の延啓(のぶひろ)氏が15年3月、都の「アドバイザリーボード委員」として海外出張に参加。パリやベルリンなどを9日間回り、旅費55万円が都の補助金から支給されたことが報道されている。

 また、ワンダーサイトの館長と副館長には、都の参与である今村有策氏と妻の家村佳代子氏が就任している。参与選任を求める都の資料には選任理由として、今村氏の経歴とともに、「今村氏は石原知事の知己の関係にあり」と記されている。

 ある都の関係者は「今村氏は周囲に対し、都知事や延啓氏との親密な関係だけでなく、『(都知事の長男である)伸晃元国交相とも家族ぐるみの付き合い』などと吹聴している」と語る。

 ワンダーサイトの事業展開について、石原知事は今年9月29日の都議会で、「あれは、まさにトップダウンですよ。私が考えついたんだからね」と答弁している。

 きょう24日午後には石原知事の定例会見も開かれるが、公私混同との批判にどう説明するのか。 

ZAKZAK 2006/11/24

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_11/t2006112419.html