2006年11月23日(木) 03時08分

＜路上生活者襲撃＞さらに１件、男性が被害か　愛知・岡崎（毎日新聞）

　愛知県岡崎市の乙川付近で路上生活者らが相次いで襲われた事件で、判明した３件の被害の前に、別の男性が何者かに襲われて病院に運ばれていたことが２２日、分かった。この男性も路上生活者とみられるが、数日で退院し被害届は出していないという。県警岡崎署は同日、乙川河川敷で無職、花岡美代子さん（６９）が殺害された事件の捜査本部を設置。他の襲撃事件との関連も含めて調べる。
　調べでは、この男性が病院に運ばれたのは今月１７日か１８日ごろ。全身を殴打された跡があり、不審に思った病院側が警察に連絡した。同市内の駅近くで襲われたらしく、同署は男性から事情を聴こうとしたが、退院後の行方は分からなかったという。捜査本部は一連の襲撃と同じグループによる犯行の可能性があるとみている。
　乙川河川敷付近では、▽１９日未明、「真宮遺跡」で男性（５５）が少年とみられる４人に襲われ小屋に放火される▽２０日朝、「明神橋」下で花岡さんが殺害され、遺体でて発見▽２２日早朝、「殿橋」下で男性（３９）が男２人に襲われ現金を奪われる——の３つの事件が明らかになっている。【加藤隆寛】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061123-00000013-mai-soci