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2006年11月23日(木) 16時00分

タウンミーティング:「やらせ質問」問題 教委職員、事前に依頼受け発言 /和歌山毎日新聞

 ◇県教委・和歌山市教委職員4人、事前に依頼受け発言−−04年10月、和歌山市で開催
 ◇謝礼授受なし 県教委「議論活性化のため」
 政府主催のタウンミーティング(TM)での「やらせ」問題で、県教委は22日、04年10月30日に和歌山市内であったTMについて、経緯などを調査した結果を発表した。個人的に参加を申し込んでいた県教委・和歌山市教委職員(当時)の4人が事前に依頼されて発言したが、謝礼の授受はなかったという。山路正雅・学校教育局長は「議論を活発にする準備ととらえ、押しつけも感じなかったが、TMの趣旨を考えて慎重に対応すべきだった」と話した。
 内閣府に資料提供を求め、発言者から聞き取りなどをした。当時のやり取りが電話中心だったため資料が残っておらず、依頼の時期などは特定できなかったとした。
 TMは「考えよう、義務教育」がテーマで、354人が参加。調査によると、内閣府からの推薦依頼を受け、和歌山市教委と県教育研修センターに参加予定者から2人ずつ選んでもらった。その後、内閣府が参加者の事前意見をまとめて作った質問案がメールで送られてきた。質問案はファクスで候補者に送り、希望する項目を選んでもらった。内閣府の求めに応じ、選んだ候補者を報告した。
 当日は内閣府からの指示通り候補者は受付に行き、座席の指定を受けた。4人は▽全国的な教育水準確保▽教員の資質向上▽国際教育▽教育委員会制度——について、それぞれ発言した。
 候補者の発言に関する細かい指示や、動員の依頼はなかったという。【最上聡】

11月23日朝刊
(毎日新聞) - 11月23日16時0分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061123-00000246-mailo-l30