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2006年11月23日(木) 20時09分

ドコモで通話料ただ乗り6件 海外事業者の認証が不十分朝日新聞

 NTTドコモは23日、第3世代携帯電話「FOMA」から抜き出したICカードを別の携帯端末に差し込んだ不正利用による通話料のただ乗りが6件、約26万円分見つかったと発表した。海外の携帯事業者との相互接続で、中国の事業者などの利用者認証の作業が不十分だったのが原因。ドコモは過大請求した通話料を利用者に返還し、システム改修などの再発防止策を講じた。

 昨年9月に「知人に電話をかけたら中国人が出た」との問い合わせがあり、ドコモが昨年8月から約半年間の海外との全通話を調べたところ、中国、フィリピン、ガーナの一部事業者の端末に、いったん解約されたFOMAのICカードを差し込んだとみられる不正利用が6件見つかった。

 携帯電話のICカードには、携帯事業者が管理する「IMUI」という15ケタの識別番号と認証に必要な暗号情報が書き込まれている。これで認証ができなければ、交換機が通話を接続しない仕組みになっている。

 解約後のICカードの識別番号は、約半年後に別の契約者に再び使われる。複数の事業者が契約で定める認証作業を正しく実施しなかったため、海外に持ち出されたとみられるICカードが別の端末に差し込まれて不正な通話がつながり、その料金が本来の契約者に請求されていた。

http://www.asahi.com/business/update/1123/038.html