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2006年11月22日(水) 17時17分

「やらせ質問」は4人 04年の教育改革TM(和歌山)紀伊民報

 政府主催の教育改革タウンミーティング(TM)の「やらせ質問」問題で県教委は22日、2004年に和歌山市で開かれたTMで、県教委と和歌山市教委の職員4人が、内閣府の依頼に基づき質問したと明らかにした。県教委は「国の要請とはいえ、より慎重に対応すべきだった」と話している。謝礼の授受は否定している。
 内閣府によると、やらせがあったのは教育改革TM8回のうち、八戸市(青森県)、和歌山市、岐阜市など5回。和歌山市内では04年10月30日に県民文化会館で開かれ、354人が参加した。
 開催に当たって、内閣府は「議論を活発にするための準備」として、県教委に対し、TMで発言してもらうよう4人の推薦を依頼した。県教委は、和歌山市教委と県教育研修センター(当時)に依頼し、それぞれ職員2人ずつを推薦。その後、内閣府が参加申込者の意見を参考に作成した質問内容を4人に送付した。
 県教委によると、TM当日にこの4人を含む12人が会場で発言した。4人は内閣府が用意した資料に基づき▽義務教育費国庫負担制度に関連した国の考え▽教育の資質向上▽教育委員会の制度や運用▽国際社会で活躍するための教育—について質問したという。
 22日、記者会見があり、行政関係者を参加者として動員したかどうかについて、県教委は「TMが開かれるので教育委員会や教育事務所に知らせはしたが、動員はしていない」と否定。参加者に占める行政関係者の割合は「分からない」とした。
 内閣府からの依頼については「議論を活発にするためという説明で、そういうものなんだろうと思った」と説明した。
 国から発言者に謝礼はなかったという。
(紀伊民報) - 11月22日17時17分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061122-00000001-agara-l30