2006年11月22日(水) 07時55分

DJ-米国株：主要指数は小動き、グーグルは500ドル突破（ダウ・ジョーンズ）

ニューヨーク（ダウ・ジョーンズ）21日の米国株式相場は小動き。23日の「感謝祭」を控え、薄商いとなった。ただ、大韓航空から25機を受注したボーイングが最高値を更新し、グーグルが初めて500ドルを突破するなど、個別銘柄では注目される動きがあった。

ダウ工業株30種平均の終値は前日比５ドル05セント（0.04％）高の１万2321ドル59セントと小反発。ナスダック総合指数は同2.12ポイント（0.09％）高の2454.84、S&P500種指数は同2.31ポイント（0.16％）高の1402.81で引けた。

ニューヨーク証券取引所（NYSE）の出来高は概算で15億3000万株。

ボーイング（NYSE：BA）は1.98ドル（2.22％）高の91.10ドル。大韓航空は21日、2009年から10年間でボーイングの旅客機15機と貨物機10機を総額55億ドルで購入すると発表した。

ネット検索大手のグーグル(Nasdaq:GOOG)は14.60ドル（2.95％）高の509.65ドルと、500ドルの大台に初めて乗せた。同社が株式を公開したのは2004年８月で公開価格は85ドルだった。

アップルコンピュータ(Nasdaq:AAPL)は2.13ドル（2.46％）高の88.60ドルと、最高値を更新した。初のアップルブランドの携帯電話”iフォン”の準備を進めているとの思惑が買い材料。

地域通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ（NYSE：VZ）は46セント（1.33％）高の35.13ドル。クレディ・スイスが投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げ、株価目標も38ドルから43ドルに引き上げたことで買われた。

原油価格の大幅上昇を受け、石油株も高かった。エクソンモービル(NYSE:XOM)は96セント（1.33％）高の73.39ドル。

ニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）の原油先物は、WTIの１月限終値が前日比1.37ドル高の１バレル＝60.17ドルと、60ドル台を回復した。暴風の影響でアラスカ横断石油パイプラインを通じた原油輸送量が通常の25％に制限されていると伝えられたことで買われた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061122-00000003-dwj-brf