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2006年11月22日(水) 00時00分

幼児でも簡単メール朝日新聞

  同志社女子大、ソフト開発

 同志社女子大学(京田辺市)は、幼児でもメールを使えるソフトウエア「おちゃメール」を開発した。ペンを使って画面に絵や文字を直接書くことができる端末を使う。同女子大情報メディア学科の和氣早苗助教授と学生10人が開発に取り組み、マイクロソフトが資金提供をした。

 和氣助教授らは04年、手紙を書くように文字を書いて送る高齢者向けのソフト「吟(ぎん)メール」を開発。今年4月からおちゃメールの開発に取り組み、誰もが簡単にコミュニケーションができることを目指す「みなメールプロジェクト」を始めた。

 おちゃメールはペンの種類や色、便箋(びんせん)の種類などが選べ、画面に登場する「おちゃみん」が音声としぐさで操作方法を誘導する。吟メールとおちゃメールを使って今年9月から、兵庫県宝塚市の老人ホーム「宝塚エデンの園」のお年寄りたちと同志社幼稚園(上京区)の園児、開発に携わった同女子大の学生らがメール交換をしている。

 21日には、同志社幼稚園でその様子が公開され、園児らはテレビ電話でつながった宝塚エデンの園の人たちとメール交換。友達同士でも「送ったで。届いた?」と言い合ったりし、大はしゃぎでメール交換した。マイクロソフトのジャンフィリップ・クルトワ上級副社長も見学した。

 和氣助教授は「核家族化が進み、手紙文化が衰退した今、みんなが使えるメールソフトで世代を超えた交流を深めてもらいたい」と話す。今後は障害者用のメールソフトの開発にも取り組みたいという。

 吟メールとおちゃメールは、みなメールプロジェクトのホームページ(http://mgen−com.drm.doshisha.ac.jp)から無料でダウンロードできる。

http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000000611220004