悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年11月21日(火) 06時53分

住宅金融公庫でサービス残業 労基署が是正勧告朝日新聞

 住宅金融公庫(東京都)が職員に違法なサービス残業をさせていたとして、中央労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが20日、わかった。賃金の未払いは、本店と全国の支店の604人の約2万6000時間分、8700万円に上り、同公庫は同日、全額をさかのぼって支給した。サービス残業していたのは全職員(1069人)の6割近くに達するが、処分は人事担当の宍戸信哉理事の厳重注意にとどまり、公表も一切していなかった。

 同公庫によると、今年7月に同労基署から立ち入り調査を受けた。その結果、超過勤務時間の実績表に記載されている労働時間と、職員のパソコンの起動時間に著しいずれがあることが判明。同労基署は過去3カ月間の勤務状況を調査し、報告するよう指導した。

 公庫が内部調査したところ、4〜6月の3カ月間に、本店の一般職178人で9438時間の時間外勤務、管理職41人で402時間の深夜勤務が判明。サービス残業は本店の全部署で行われ、最長は222時間だった。また、全国11支店すべてでも、385人で1万6499時間のサービス残業が行われていた。

 同労基署は今月2日、是正勧告した。

同公庫は「時間管理に対する職場全体の意識を徹底したい」としている。

http://www.asahi.com/national/update/1121/TKY200611200490.html