2006年11月17日(金) 00時28分

「息あったが放置した」　男児殺害容疑の母親、弁護士に（朝日新聞）

　秋田県大仙市の保育園児進藤諒介ちゃん（４）が殺害された事件で、母親の美香容疑者（３１）＝殺人容疑で逮捕＝が１６日、接見した弁護士に対し、「息があるのを知っていて、用水路に放置した」と話していることがわかった。放置した際の諒介ちゃんの生死について、美香容疑者がどのように認識していたかははっきりしておらず、県警が詳しく調べている。

　県警の調べでは、美香容疑者は、畠山博容疑者（４３）＝同＝と共謀し、１０月２３日午後４時ごろ、同市内の道の駅に駐車中の車内で諒介ちゃんに暴行。泣き声が聞こえないように口をふさぐなどした。ぐったりした諒介ちゃんを見て、畠山容疑者が「捨てておけ」と美香容疑者に指示。美香容疑者は、１人で諒介ちゃんを車で運び、自宅近くの農業用水路に放置したという。諒介ちゃんは用水路内でうつぶせに倒れ、口や鼻を水でふさがれて窒息死したとされる。

　弁護士によると、美香容疑者は放置場所を自ら決めたという。

http://www.asahi.com/national/update/1117/TKY200611160421.html