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住宅リフォーム業者「幸輝」（大阪市北区）の従業員らが虚偽の説明で客から現金をだまし取ったとされる事件で、京都府警は１７日午後、詐欺と特定商取引法違反（不実の告知）の両容疑で新たに幹部１人を逮捕した。同日逮捕した３人は、いずれも容疑を否認しているという。
逮捕されたのは同社の取締役営業本部長、浜田宏一郎容疑者（３８）＝東京都大田区＝と取締役営業部長、松岡良和容疑者（３１）＝大阪市淀川区＝、元営業管理部次長の岡本隆弘容疑者（３２）＝同。両容疑で逮捕状を取っているのは元社長で取締役の谷尻浩（ゆたか）容疑者（４１）＝同。
調べでは、４人は元従業員らと共謀して昨年２〜３月、大阪府吹田市内の夫婦宅と京都市内の７０代女性宅で「地震に耐えられるだけの強度が足りない」などとうその説明をして工事契約を結び、それぞれ約１１０万円と１３０万円をだましとった疑い。さらに別の２世帯から同様に計約１２０万円をだまし取るなどした疑いもあるという。
府警によると、浜田容疑者は同社営業部門のトップで、松岡容疑者は新人研修の責任者。岡本容疑者は顧客の家族構成や資産状況などのデータ管理をしていたという。