2006年11月14日(火) 12時18分

ＮＨＫ、訪問集金見直しを検討（朝日新聞）

　ＮＨＫは１４日、受信料の訪問集金制度の見直しを、その廃止を含めて検討していることを明らかにした。代替手段は、口座振替の徹底など、より効率的な形を考えている。

　受信料の総契約件数は０６年９月末現在で３６１７万件。昨年度末の段階で、契約件数のうち８２．４％が、口座振替やＮＨＫが郵送する払込用紙での継続振り込みで、残る１７．６％が、営業の地域スタッフが各戸を回る訪問集金だった。

　ただ、一連の不祥事以降、訪問集金の件数は増える傾向にある。昨年の契約収納業務費は約３７０億円で、うち約７割が人件費だった。

　ＮＨＫ広報部は「より公平で合理的な受信料体系への改定を検討する中で、社会状況の変化等に対応して、受信料の収納業務を一層効率的に進める観点から、見直しを検討中」としている。

　ＮＨＫの受信料については、支払いの「義務化」を含めた放送法の改正が、総務省で検討されている。

http://www.asahi.com/national/update/1114/TKY200611140202.html