2006年11月14日(火) 23時29分

ＰＳ・ＰＳ２のソフト、ＰＳ３で２００本が動かず（朝日新聞）

　ソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）が１１日に発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション３（ＰＳ３）」では、前世代機のＰＳ２やＰＳ用のゲームソフトの一部が正常に動かないことが分かった。ＳＣＥは、ＰＳ３の発売前には前世代機のソフトと「互換性がある」と説明しており、消費者が混乱する恐れがある。

　確認されている不具合は「音声が出ない」「映像が止まる」など。約８０００タイトルのソフトのうち、１４日時点で約２００タイトルが正常に動かないことをＳＣＥも認めた。互換性を確保するための対応が不十分だったためで、「ファイナルファンタジー１１」や「ウイニングイレブン」の一部シリーズなど人気ソフトも含まれている。

　ＰＳ３の取り扱い説明書には「一部のＰＳ、ＰＳ２のソフトが適切に動作しない場合がある」などと明記している。しかし、ＰＳ３発売前のプレスリリースでは「ＰＳ、ＰＳ２との互換性がある」とし、一部ソフトとの間で不具合が出る可能性を説明していなかった。

　ＳＣＥは１１日の発売当日になって、初めて専用サイトを開設。ソフトごとに不具合の有無を確かめられるようにした。今後、ＰＳ３のシステムを改善するソフトを配るなどし、不具合を減らしていくという。

http://www.asahi.com/business/update/1114/163.html