2006年11月13日(月) 22時31分

過払い金返還求め１８００人一斉提訴　灰色金利問題（朝日新聞）

　利息制限法の上限金利を上回る「グレーゾーン（灰色）金利」を支払わされたのは不当だとして、消費者金融や信販会社を利用した約１８００人が１３日、過払い分の返還を求める訴訟を３５都道府県の地裁や簡裁で一斉に起こした。約７０社に対する請求総額は計約２７億１３００万円に上る。

　全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会が提訴を呼びかけた。一斉提訴は３年連続。同様の訴訟は５０００件を超え、請求総額は５３億円に達した。

　同協議会の本多良男事務局長は「灰色金利を撤廃する改正法案が成立する見通しとなり、返還請求は増加する。業者側が自主的に返還に応じるべきだ」と話している。

http://www.asahi.com/national/update/1113/TKY200611130281.html