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2006年11月11日(土) 12時01分

秋田労働局:カラ出張など、不正1556万円 120人を処分 /秋田毎日新聞

 厚生労働省秋田労働局は10日、同局職員らの着服やカラ出張・残業により約1556万円の不正経理・不適正支出があったと発表した。架空の納品や請求書による8005万円分の不適切な会計処理もあったが、実害はないという。同局は10日付で、着服したとされる元雇用開発担当官(50)を懲戒免職とするなど13人を懲戒処分、107人を訓告・文書厳重注意・口頭厳重注意とした。関係職員からは弁済も求める。元雇用開発担当官については、秋田地検に告発する方針で検討している。
 同局によると、元雇用開発担当官は99年12月〜00年3月と01年3月、明細書の差し替えや経費で購入した切手の換金などで546万円を着服した。うち151万円は、既に弁済しているという。
 使途について、同局は「秋田地検と協議しているので明らかにできない」としている。
 架空出張は出張していない職員を加えるなどの方法で、98〜02年度で395万円を裏金としてプールした。経理担当者が現金で自分の机に保管し、タクシー・夜食代、懇親会費などに使われたという。05年12月の会計検査院の検査時には残金は10万円だった。
 このほか、旅費の過払い(99〜03年)や超過勤務手当の不適正支出(99年〜04年)で計615万円が支出されていた。同局は「国庫に与えた損害は速やかに弁済させる。信頼回復に全力で取り組みたい」としている。【馬場直子】

11月11日朝刊
(毎日新聞) - 11月11日12時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061111-00000053-mailo-l05