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2006年11月11日(土) 06時03分

はらたいらさんが肝不全で死去スポーツニッポン

 TBSのクイズ番組「クイズダービー」の名物解答者として知られる漫画家のはらたいら(本名原平=はら・たいら)さんが10日午後0時7分、肝不全のため埼玉県富士見市の三浦病院で死去した。63歳。高知県出身。50歳頃から男性更年期障害や肝硬変を患い、闘病の日々が続いた。突然の悲報に「クイズダービー」のメンバーたちは悲しみに暮れた。

 代表作「ゲバゲバ時評」「モンローちゃん」などの漫画で批評精神の利いたナンセンスギャグや、博識で知られたはらさん。50歳を迎える頃から男性更年期障害という厄介な症状に悩んだ。真正面から向き合い、10年にも及ぶ体験を「はらたいらのジタバタ男の更年期」「気楽に男の更年期」などの著書にまとめ、全国で講演会もこなしてきた。

 一方では気を紛らすためか、酒量も増えていたようだ。関係者によると、肝硬変で今年夏から体調が悪く、9月27日に東京医科歯科大学病院に入院。同病院から肝臓専門の三浦病院を紹介され、10月11日に転院した。三浦健院長(76)は88年、東京・千代田区の半蔵門病院外科部長時代に漫画の神様と言われた手塚治虫さんの胃がん摘出手術を手掛けている。家族もいちるの望みを託したが、願いは届かなかった。

 三浦院長はスポニチの取材に「末期の肝硬変で、転院してきた時には手の施しようがなかった。食事療法を中心に治療したが、黄だんや腹水もあった。お酒が原因」と話した。9日昼に容体が急変。最期はちず子夫人、娘、弟子に見守られて息を引き取った。遺体は午後4時前に病院を出発し、東京・板橋区の葬儀会場に安置された。

 同8時過ぎ、文京区の自宅に戻ったちず子夫人が取材に応対。「肝臓がんでしたが、素晴らしい先生に巡り合えて手術はできる状態でした。ただ、主人はお酒が好きで肝硬変も併発しており、こちらが末期状態でした」と説明。そして「本人は“不満はない。本望だ。63歳の人生だったが、十分に生きられた”と言っておりました。最期は家族に囲まれて旅立ちました」と気丈に語った。
(スポーツニッポン) - 11月11日6時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061111-00000020-spn-ent