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2006年11月11日(土) 14時34分

宗教法人・顕正会へ入会迫る、強要未遂で勧誘者宅捜索読売新聞


強引な勧誘事件で、顕正会の関係者宅の捜索に入る警視庁の捜査員ら(11日朝)

 さいたま市北区の職業不詳の男(42)ら2人が、東京都中野区のアルバイト男性(34)に、宗教法人「冨士大石寺顕正会(たいせきじけんしょうかい)」(本部・さいたま市)への入会を強引に迫ったとして、警視庁板橋署は11日、強要未遂の疑いで2人の自宅など数か所を捜索した。

 警視庁では、2人は同会の会員で、同会が組織的に入会を強制する勧誘活動を繰り返していた可能性もあるとみている。

 さいたま市の男とともに同容疑で自宅を捜索されたのは、埼玉県上尾市の職業不詳の男(30)。

 調べによると、2人は今年7月2日夕、東京都板橋区常盤台の同会東京会館にアルバイト男性を連れ込むなどして、「住所を教えない限り帰らせない。入会しないと不幸になる」などと脅迫。立ち去ろうとした男性の腕をつかむなどの暴行を加え、1時間以上にわたって執拗(しつよう)に入会を迫った疑い。男性が近くの交番に駆け込み、発覚した。

 男性は事件の数か月前、仕事を通じて上尾市の男と知り合い、同会の会員だということは知らされないまま、頻繁に食事に誘われていた。事件当日も食事に誘われて入会を勧誘され、断ったところ、同会館に連れ込まれたという。

 同会は仏教系の宗教団体で会員数は公称約112万人。勧誘を巡って全国各地でトラブルが起きており、昨年7月と今年7月には、神奈川、群馬の両県で、強引な勧誘をするなどした大学生らが監禁容疑で逮捕されるなどしている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061111i106.htm