悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年11月10日(金) 00時00分

落語・漫才、ネットで配信 吉本、シニア向けに新サイト朝日新聞

写真

高齢者向けの「よしもと笑うシニア.com」のホームページ=メディア・コンプレックス提供

 落語や漫才もネットで楽しむ時代に——。吉本興業グループが、主にお年寄りを対象に、インターネットを通じて無料で「お笑い」を楽しめるサービスを始めた。吉本は今月、東京・浅草で60年ぶりに公演を再開したばかり。「笑いは健康に役立つ」とアピールしつつ、定年退職が目前の団塊世代を取り込もうと、ちゃっかりそろばんもはじく。

 9日の発表によると、この配信事業は、吉本興業グループとIT(情報技術)関連のインデックスなどが共同で設立した「メディア・コンプレックス」(東京)が担当する。7日にホームページ「よしもと笑うシニア.com」を立ち上げ、「西川きよしからのメッセージ」や「よしもと劇場」、「お笑い広場」などのコーナーを設けた。吉本所属のベテラン芸人を中心に、約100件の落語や芝居などを動画で楽しめる。将来は数百件に増やす計画だ。

 事業を運営していくため、お年寄りを主な顧客とする企業を対象に協賛金を募る。企業側はホームページに広告を出せるほか、芸人がその企業の商品を体験するコーナーなども設ける。企業からの要望があれば、芸人を全国の介護施設やイベントなどに派遣する。

 メディア社の高木武社長は「シニア層は拡大しており、笑いは健康や家族間のコミュニケーションにも役立つ」と強調、ネット事業を実際の劇場への集客にもつなげたい考えだ。

http://www.asahi.com/kansai/entertainment/OSK200611090038.html