2006年11月10日(金) 17時08分
長崎市も裏金670万円 01年度から6年間 「書き換え」は300万円(西日本新聞)
長崎市の農林部や教育委員会などで、2001年度から06年度までの6年間に物品を購入したように装って業者に公金を管理させる「預け」と呼ばれる裏金が約670万円あったことが分かった。業者に架空請求書を作らせ、高額な物品購入に流用する「書き換え」と呼ばれる不正会計処理も約300万円あった。今のところ私的流用は確認されていないという。伊藤一長市長が10日午後、記者会見して発表する。
関係者によると、同市は長崎県庁で裏金問題が発覚した10月末から、内部調査を実施。各部署から消耗品や備品の納入リストを提出させ、業者や担当者への聞き取り調査を行っていた。
今回発覚した不正会計処理のうち、農林部では裏金が約220万円あったほか、業者の協力を得て、少額の消耗品を大量に購入したように装い、高額の備品を購入する不正会計処理が約110万円確認されたという。
長崎県では、県庁のほか、佐世保、雲仙、島原の3市でも裏金づくりが発覚している。
=2006/11/10付 西日本新聞夕刊=
(西日本新聞) - 11月10日17時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000041-nnp-l42